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【ネタバレ&考察】Joker(ジョーカー)と日本の社会問題を照らし合わせて解説してみた

Joker(ジョーカー) 映画 考察人生

ベルリン国際映画祭で金獅子賞を受賞している今注目の映画であるJoker(ジョーカー)。

今日時間があったので、Joker(ジョーカー)を観に行きました。

私自身が感じたことや社会問題と照らし合わせながらご紹介していきたいと思います。

Joker(ジョーカー)と日本の社会問題

Joker(ジョーカー) 映画 考察

Joker(ジョーカー)の簡単なあらすじですが、

どんな時でも笑顔で人々を楽しませなさいという母親の言葉を胸して大道芸人として生きる主人公のアーサーが、

コメディアンとして世界に笑顔を届けようとしていたはずが、狂気あふれる悪へと変貌していくストーリーです。

映画『ジョーカー』本予告【HD】2019年10月4日(金)公開

Joker(ジョーカー)の内容は今の社会に対して非常に多くのメッセージがあります。

Joker(ジョーカー)と日本の社会問題について解説していきます。

日本は上級国民と下級国民という階級社会になりつつある

日本 上級国民 下級国民

Joker(ジョーカー)の非常に大きな軸となる部分は『格差問題』です。

主人公のアーサーは貧しくコメディアンを夢見て母親と2人で暮らしている善良な人です。

ただそのような人達とは対象的に裕福に暮らしている人達もいます。

トーマス・ウェインという富豪の男がいるのですが、彼は市長になるためにメディアを活用して、

自分は富豪育ちであるが、貧困者たちの痛みがわかるからこそ貧困に苦しむ人達を救うために市長になるのだと、

表向きには貧困や格差を無くそうと提言して市民からの声を集めようとしています。

序盤では絶大的な支持を獲得していたのですが、途中から貧困層をバカにしたことで

貧困層がフラストレーションが溜まり、富裕層と貧困層の対立が生じてしまいます。

日本では『上級国民と下級国民』が話題となっていますよね。

この言葉が知れ渡ったのは、東京池袋の87歳男性が暴走運転で死亡事故を起こしました。

罪のない母子を死亡させたのも関わらず、依然として男性が逮捕されず、

ネットでは元高級官僚という上級国民であるから特別扱いをされているという憶測が飛び交って

日本の一部の上級国民が支配して下級国民は搾取されるという社会だと言われています。

このような格差は日本だけではなく、海外でも進んでいます。

というのもテクノロジーの進化でグローバル化が進み知識社会なりつつあります。

知識や知恵のあるものが富を得て、そうでないものが貧困になるという

『知能の差』から格差が生まれています。

ただ、世界全体を見るとグローバル化によって貧困層が少なくなっているのは事実なのです。

以下は2030年までに世界の67%がミドルクラス以上になるというグラフです。

Joker(ジョーカー) 映画 考察

https://www.brookings.edu/blog/future-development/2018/09/27/a-global-tipping-point-half-the-world-is-now-middle-class-or-wealthier/

このグラフから分かる通り、貧困層の人口世界全体では減少するのです。

ではなぜ、日本人が貧困層が多くなっているのかというと、

単純に世界でその人以上に知識のある人達が増えているからです。

今の社会の格差は、知識の格差というよりもモチベーションや行動の格差が大きいのではないかと感じます。

実は富裕層もフラストレーションが溜まっている

日本 上級国民 下級国民

実は富裕層もフラストレーションが溜まっているという事実をご存知ですか?

日本の所得税のうち80%が10%程度しかいない年収1000万円以上の人達が負担をしているわけです。

日本 上級国民 下級国民

日本 上級国民 下級国民

もちろんその納めた税金は貧困層の方にお金が回っています。

ただそれでももっと富裕層が税金を納めるべきだとか、

法人税を上げろなど言っている方も多いんですが、それは他人のお金を寄越せと言っているのと同じなのです。

日本は特に貧困層が富裕層にぶら下がっているような図式です。

貧困層が大した努力をする事もせず、富裕層に更に要求するというのは正直これもどうかなと思ってしまいますね。

日本では無敵の人が増加している

日本 無敵の人

最近は『無敵の人』と呼ばれる人達が日本でも大きく取り上げられています。

無敵の人とは、何も失うものが無く社会に対して憎悪感を抱く人達です。

この無敵の人は2ch創設者であるひろゆき氏が提言しました。

日本は、毎年2万人以上が自殺をする社会です。社会や未来に希望が持てなくなり、自殺を選ぶわけです。

一方で、たまに、自分を殺して社会から卒業するのではなく、

他人を殺すことで社会から卒業しようとする人たちがいます。

秋葉原通り魔事件、東海道新幹線殺傷事件、そして今回の事件ですが、

犯罪とは程遠い生活をしてきた人が、一転して重大事件の加害者になりました。

逮捕されて、刑務所に入ることが嫌なことであると考える人は、

社会に属すことに居心地の良さを感じる人たちだけです。

社会に属することを居心地が悪いと感じる人たちにとっては、

刑務所や死刑ですら苦痛からの解放のように考えてしまう場合もあるわけです。

個人的にはそういう人を「無敵の人」って呼んでいたりするのですが、

無敵の人に対して、既存の刑事罰の強化をしても、犯罪を抑制する効果はあまりないのですね。

https://ironna.jp/article/10139?p=2

フロントガラスを叩き割った男だったり、

車に突進しフロントガラスを叩き割る

理不尽極まりない白昼の犯行。その一部始終をドライブレコーダーが捉えていた。

10月16日昼過ぎ、愛知県豊明市で撮影されたドライブレコーダー映像。運転していたのは50代の女性。

車が横断歩道にさしかかった時、道路の反対側からすごい勢いで1人の男が急接近してくる。

すると、次の瞬間…車に飛びかかりフロントガラスを叩き割り始めた。
突然の出来事に驚く女性の声も録音されていた。

運転手の女性:やめて!やめて!やめて!

男は運転席の目の前に覆いかぶさるようにして、

5回にわたりフロントガラスを叩き割りガラスの破片が車内に飛び散る…

運転手の女性はとっさに顔を覆い悲鳴を上げた。

https://www.fnn.jp/posts/00048621HDK/201910181931_livenewsit_HDK

また京都アニメーションの放火事件もそうです。

「京都アニメーション」のスタジオが放火された事件で、
病院で治療を受けていた20代の女性が、4日夜死亡し、この事件で亡くなった人は、36人になりました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191005/k10012114221000.html

こうした人達を無敵の人と総称しています。

Joker(ジョーカー)も無敵の人に近いと思います。

ではJoker(ジョーカー)の目的は一体何なのでしょうか?

それは『今の社会の秩序をぶっ壊すこと』です。

莫大な富が欲しいわけでもなく、権力が欲しいわけでも無いんです。

彼が壊したいのは『自分を苦しめ続けた今の社会そのもの』なのです。

おそらく無敵の人達もJoker(ジョーカー)と同じ目的が隠れているのではないかと思っています。

社会に格差が広がりすぎたことで、社会を憎み壊そうと思う人達が増えているのではないかと思います。

誰の心にもJoker(ジョーカー)がいる

Joker(ジョーカー) 映画 考察

誰の心にもJoker(ジョーカー)がいると思っています。

Joker(ジョーカー)を見ていると所々で、感情移入しそうになる場面があります。

主人公であるアーサーは、貧困で貧しい家庭で幼少期は親から虐待を受けており住んでいる街も混乱しています。

そんな彼に何か自分も照らし合わせると境遇することがあったりします。

『自分の人生はこれで良かったのだろうか?』

『今の自分は本当に成りたかった自分なのだろうか?』

すると多くの人は、自分が不幸だと感じてこの社会に対して憎悪な気持ちが高まっていきます。

だからと言って人を傷つけたりしてはいいとは私は思わないです。

しかし、私はJoker(ジョーカー)をただの悪党や悪者だけで片付ける存在では無いと思います。

彼には彼自身の正義があります。

Joker(ジョーカー)の正義とは、

『大きな権力に支配されること無く自分自身で社会を変える』という強い意志があります。

主人公のアーサーが殺人事件を起こしてそのコメントに

『貧困な人々は社会の負け組。ピエロの仮面を被らないと犯罪もおかせない臆病者』だと言われるシーンがあります。

これは『SNSや陰口でしか行動に表せないから負け組』なのだと言っているわけです。

私は社会に対して不満不平があるのであれば、

誰かにコントロールされるのではなく、自分の意志で戦おうという気持ちが伝わりました。

日本人の多くは、そうした言動や行動を表さない人がほとんどです。

どれだけあなたが今の社会に対して不満や問題があったとしても、何もしなければ変わらないのです。

だからこそ行動する必要があるのです。

やり方は人それぞれあると思いますが、ただ行動しなければ何も始まらないということを強くメッセージを受けました。

過去の自分は変えられなくても未来の自分は今から変えることができる

Joker(ジョーカー) 映画 考察

過去の自分はタイムマシーンなどが無ければ、変えられないです。

ただ、あなたが生きているのは過去ではなく今という時間軸であり、

今生きている自分が、どのような選択と決断をするかで『未来の自分は変えること』ができるのです。

多くの失敗や挫折をしている人も多いと思いますが、自分を変えるのは今の自分しかいません。

今という時間を精一杯悔いなく生きてほしいです。

Joker(ジョーカー)は人生の生き方を考えさせられる映画ですね。もし興味ある方は劇場でぜひ御覧ください。

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