こんにちはmasayaです。
2020年に入り日本型雇用システムが崩壊しつつあります。
これは今までの攻略方法で生きてきた人たちにとって非常に重要なターニングポイントに来ていると思います。
今回は、日本型雇用システムが限界についてと今後も生き残る方法について紹介していきます。
日本型雇用システムが限界に来ている
従来の日本型雇用システムは以下の4つがセットになっていた雇用方法です。
年功序列:勤続年数、年齢などに応じて役職や賃金を上昇させる人事制度・慣習のシステム。
終身雇用:定年まで雇うことを前提とした雇用方法。
定年退職:一定の年齢に達した労働者を労働協約や就業規則によって自動的に退職させる制度。
しかし、この日本型雇用システムが経済や社会で適応できず崩壊しつつあります。
日本型雇用システムの仕組みを再検討している時期が来ているターニングポイントということです。
では実際に崩壊したと言えるエビデンスについて紹介していきます。
2019年早期退職者9,100人になり黒字リストラ拡大している
2019年早期退職者9,100人になり黒字リストラ拡大しています。
好業績下で人員削減策を打ち出す企業が増えている。
2019年に早期・希望退職を実施した上場企業35社のうち、最終損益が黒字だった企業が約6割を占めた。
これらの企業の削減人員数は中高年を中心に計9千人超と18年の約3倍に増えた。
企業は若手社員への給与の再配分やデジタル時代に即した人材確保を迫られている。
業績が堅調で雇用環境もいいうちに人員構成を見直す動きで、人材の流動化が進む。
→https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54332430S0A110C2MM8000/
個人的にこの流れは遅かれ早かれ来ると思っていました。
これは、日本の年功序列制度が崩壊したということでもあります。
年功序列制度は能力に関係なく、勤続年数に応じて年収が高くなっていきます。
ですので、無能な人材にも高い給料を支払う必要があります。
しかし、今回の早期退職ラッシュによって無能な人材に払うお金を優秀な人材に還元しようとしています。
中高年に手厚い給料という名の資金源を優秀な若手に再配分する流れが今来ているということです。
おそらくこの流れはこれからも益々加速して行くと思っています。
・無能な人材に払うお金を優秀な人材に還元する年功序列制度の崩壊を意味している。
経団連の中西会長が終身雇用を前提に人生設計してはいけないと断言
経団連の中西会長が終身雇用を前提に人生設計してはいけないと断言しています。
「終身雇用を前提に人生設計すると、『あなた方、間違うよ』と。
自分はこの職業を今はちゃんとできるように、
しかも高度にやれるように自分自身をトレーニングするという風な考えを持ってください。
とにかく、いい会社に入ったらずーっと保証される、そんなことはないよ、と」
「一度、会社に入ってしまえば定年まで安定した生活を送ることができる」そんな時代は終わり、
就職したあとも自分自身で能力を高め、成長を続けていくことが求められる時代に入る。
中西会長はそう強調しました。
→https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200109/k10012239811000.html
日本人の多くは、企業に勤めれさえすればお金が給料として貰えるものだと思っています。
しかし、企業というのは営利組織であり利益を追求するために存在するので、
本来、就職したからと言って勉強やスキルアップをしなくても良いということでは無いのです。
就職した後でも自分自身の能力を高めていき成長することがこれからは求められます。
・就職したあとも自分自身で能力を高め、成長を続けていくことが求められる時代に入る。
これからの社会で生き残るには個人の能力を高めるしかない
これからの社会で生き残るには個人の能力を高めるしかないと思っています。
今まではお金は貰う時代でしたが、これからは自らの能力でお金を稼ぐ時代になっています。
これは、サラリーマンでもフリーランスでも同様です。
定年退職や年功序列制度がなくなった以上、
自分の能力が無ければすぐにクビになる仕組みに変わりつつあります。
これからの社会→自分の能力を高めて自分でお金を稼ぐこと。
今の中学生は個人の能力で勝負しようとしている
この画像は日本の中学生とアメリカの中学生のなりたい職業ランキングを比較したものです。
この画像を見て『日本が終わった』と思っている人はかなりやばいと思います。
私や周りの起業家たちは口を揃えて今の中学生は今後の社会の流れを理解しています。
というのも、経団連の中西会長のコメントにもあったように
『自分自身で能力を高めて成長し続けること』が求められる時代に変わりつつあります。
つまり、企業の大小などよりも個人の能力が重要になっていくということです。
これを中学生の若者たちは理解しており、どのような手段があるかを模索しているんだろうと思います。
個人的に若者は今の社会を冷静に判断しており、順応しようとしています。
しかし、従来のシステムに最適化して生存戦略していた団塊jr世代は、
今まで考えていたライフプランが崩れる可能性が高く、厳しい選択と決断をしなければならないと思います。
・逆に団塊jr世代のように今までのシステムに最適化していた人たちは辛い時代が訪れる。
大切なのは自分自身のスキルや知識を得てレベルを上げること
アメリカ型雇用システムでは、能力に対して給料が支払われますが
能力が無ければ雇用されず、仕事で実績が残せなければ解雇になります。
日本もアメリカ型雇用システムにシフトしつつあります。
ここで大切になるのが『自分自身のスキルや知識を得てレベルを上げること』です。
人生を一つのロールプレイングゲームとして考えれば、
はじめの村の付近にいるモンスターを狩っているだけで良かった時代は終わったということです。
自分でどんどん武器や防具などの装備を揃えてより高いダンジョンでレベルアップしていく必要があります。
たまに、社内評価が高いから転職しても雇用されると思っている人がいるのですが、大切なのは『市場価値』です。
社内で通用する能力ではなく、その市場で価値として評価されるスキルや能力を身につける必要があります。
・社内の評価や能力ではなく市場価値を高めること。
変化を恐れるのではなく適応してより安定する環境に適応する
日本社会は『ゲームチェンジ』しつつあります。
従来の社会の攻略方法は『良い学校に進学→良い企業に就職→年金生活』という方法でした。
これからの社会の攻略方法は『個人の能力を高める→お金を稼ぐ→さらに学ぶ→さらにお金を稼ぐ』という
方法に変わります。
これからの社会の攻略方法:個人の能力を高める→お金を稼ぐ→さらに学ぶ→さらにお金を稼ぐ→資産運用
日本人は変化や変わることを極端に恐れる民族です。
しかし、変化しなければ社会に順応や適応することができず沙汰になってしまいます。
ダーウィンの進化論でも
『最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である。』
と言われているように『時代に応じて変化できる力』を持って社会に適応していきましょう。
my life hackでもゲームチェンジした社会で生き残る生存戦略をご紹介していきます。
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