こんにちはmasayaです。
最近ビジネスをしていて気づいたことがあります。
それは『世の中はアービトラージ(裁定取引)で溢れている』ということです。
アービトラージとは『安いものを買って高く売りその価格差で利益が出ること』です。
このアービトラージを理解することがビジネスで成功する方法になります。
今回は、ビジネスはアービトラージ思考で考えると成功できるという話をご紹介します。
ビジネスはアービトラージ思考で考えると成功できる
アービトラージとは、元々投資の用語で『裁定取引』のことです。
アービトラージを簡単に説明すると、
同一の価値を持つ商品の一時的な価格差(歪み)が生じた際に、
割高な方を売り、割安な方を買いその後に両者の価格差が縮小した時点で、
それぞれの反対売買を行うことで利益を獲得しようとする取引のことです。
アービトラージは投資の世界だけではなく、ビジネスの世界でも同様だと思っています。
ビジネスの場合のアービトラージは『情報の非対称性』になります。
堀江貴文氏も『全てのビジネスは結局、情報のアービトラージだ』と言っています。
基本的にアービトラージというのは情報戦であり、
『他者の知り得ない情報をいち早く入手すること』が大切になります。
今回は、ビジネスにおけるアービトラージ思考について紹介していきます。
・アービトラージは他者の知り得ない情報をいち早く入手することが大切
ビジネスにおける様々なアービトラージ方法について
ビジネスにおける様々なアービトラージ方法についてご紹介します。
アービトラージは『価格と市場』さえあればどのようなことでも
・国単位のアービトラージ
・期間的なアービトラージ
・情報のアービトラージ
・業界間のアービトラージ
・労働力のアービトラージ
・場所のアービトラージ
モノのアービトラージ
モノのアービトラージとは『安く売られているモノを買い高く売ること』です。
商品の価格は『需要と供給のバランス』で決まります。この需要と供給のギャップが価格差を生み出します。
せどりなどはモノのアービトラージですね。せどりは、高校生時代にやっていました。
最近では、リサーチするシステムやフリマアプリも充実しており誰でもやろうと思えばできてしまいます。
安く売られているモノを見つけ出して高く売ることができれば、価格差を生み出すことができます。
・安く売られているモノを見つけ出して高く売ることができれば、価格差を生み出すことができる。
国単位のアービトラージ
国単位よるアービトラージとは『世界全体の需要と供給の変化から輸入や輸出で価格差を生み出すこと』です。
モノアービトラージは、日本国内だけでしたが、国単位によるアービトラージは世界単位で行います。
世界全体での需要と供給のバランスは変化が大きいです。
中国が大気汚染で大変な時期には日本の空気清浄機が非常に売れました。
中には、バイヤーなどと呼ばれる貿易のために外国から来た買手も存在します。
彼らは、国単位よるアービトラージを行っているということです。
このように世界全体の経済の流れを理解して必要な国に必要なものを手配するだけで、価格差を生み出せます。
・世界全体の経済の流れを理解して必要な国に必要なものを手配するだけで価格差を生み出せる。
期間的なアービトラージ
期間なアービトラージとは『一時的に需要と供給の変化が大きくなり価格差を生み出すこと』です。
最近ですと、新型コロナウイルスによってマスクの供給が需要を上回ったことで、マスクの価格が高騰しました。
私すでに新型コロナウイルスが蔓延する前に、マスクの需要が大きくなることは目に見えていましたので、
卸に数百万円分のマスクを定価よりも安く買取って定価で販売して利ざやを手に入れました。
他にもタピオカブームが流行った時にタピオカを大量に仕入れてタピオカ屋に売って利益を出していました。
期間的なアービトラージは流行や大きな経済的な変動により、需要と供給が大きく変化します。
その変化で価格差が生まれて利益を得ることができます。
・流行や大きな経済的な変動で需要と供給が大きく変化して、価格差が生まれて利益を得ることができる。
情報のアービトラージ
情報のアービトラージとは『情報格差が価格差(歪み)が利益が生み出すこと』です。
情報もアービトラージをすることが可能です。
情報には『情報格差』が存在しており、情報格差が価格差(歪み)が生まれて利益になります。
Softbankの孫正義氏は『タイムマシン経営』をしています。
タイムマシン経営とは、アメリカで成功したビジネスモデルを日本に輸入する方法です。
これは、産業の進展スピードの差を利用した『情報のアービトラージ』になります。
その次代には、日本と米国における情報の非対称性があったから実現することができたアービトラージです。
また、情報のアービトラージをもっと身近な例を出すと、家電量販店とAmazonなどもそうです。
それぞれ比較すると、Amazonのほうが買ったほうが安いわけです。
・Amazonなどで売られている家電製品Aの価格:5,000円
これを言うと知っている人から見れば、
『こんなこと当たり前だろ』とか『価格.com見ればわかるだろ』と言われてしまうんですが、
意外と知らない人が多いのも事実です。
これは『Amazonのサイトが安く売られている』という情報を知っている人しか気づけないことなのです。
情報のアービトラージとは『多くの人が知らないことを知っていること』です。
また、それを孫正義氏のように国単位のアービトラージを活用して海外から国内に輸入して成功している人もいます。
大切なのは、いかに情報を日々リサーチしてお得な情報を得ることができるかが大切になります。
・多くの人が知らない情報を知っているという情報の非対称性が価値を生み出す。
・情報のアービトラージは常に情報のアンテナを張り巡らせることが大切。
業界間のアービトラージ
業界によるアービトラージとは『異業種の知識やスキルによるアービトラージ』です。
例えば 、土木建築などの業界の人はITなどの知識が疎いです。
私のようなITに精通しているような人物から見て『こんなことわからないの!?』と思うことでも、
業界によっては『非常に価値あるスキルや知識』になります。
こうした、今いる自分の業界では出来て当たり前な知識やスキルかもしれないですが、
別の業界によってはめちゃくちゃ有難がられるスキルや知識があります。
こうした、業界間によるアービトラージするためには、
同業者との交流ではなく、より自分の業界とは遠い他業界の人たちと交流をすることで、
お互い持っていない知識やスキルを与え合うことができます。
また、自分ができるスキルや知識が増えていけばその分アービトラージできる業界が増えるのでオススメです。
・業界では当たり前な知識やスキルが需要が大きくなる場合がある。
労働力のアービトラージ
労働力のアービトラージとは『安い労働力を買い、付加価値を生み出すこと』です。
要するに、経営者と労働者間でのアービトラージです。
最近、日本のコンビニは海外の労働者が非常に多くなってきていますが、これも労働者のアービトラージです。
彼らのような外国人労働者は、自国の労働市場で安く売る代わりに日本の労働市場で高く売りに来ています。
自分の労働力をどの市場であれば高く買ってくれるのかを理解し、
そこでより高いところに労働力を売るというアービトラージもありです。
・労働者も自分の労働力という商品を高く買い取ってくれる企業や国を探すことが大切。
場所のアービトラージ
場所のアービトラージとは、土地や不動産を安く買って値段が高くなれば売却する方法です。
同じ不動産でも利用方法によって価格差が生じるものがあります。
例えば、底地(借地権がついている土地)の借地が解消されて、更地になるだけで価格が上がります。
また、大きな土地を小割に売却するだけでも土地の単価が上がります。
このように土地や不動産も需要と供給によって価格差が生まれて利益を出すことができます。
ビジネスは安く買って高く売るというアービトラージが原理原則である
ビジネスは『安く買って高く売るアービトラージ』が原理原則です。
必要とされている場所や人に必要なモノを与えることが利益になるからです。
アービトラージ思考を持ってビジネスを取り組むと、今まで見えてこなかったものが見えてきます。
これは、商売やビジネスをしていないサラリーマンも同様です。
『労働力も1つの商品』ですので、自分の労働力を日本でわざわざ安く買い取ってもらうのではなく、
高く買い取ってくれる国や会社で働けばそれもれっきとした『アービトラージ』なのです。
需要と供給を理解することは、ビジネスで成功するためには必要な考え方だと思っています。
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