こんにちはmasayaです。
最近では、経済ダメージの大きい観光業にGotoキャンペーンなどで支援していますが、反対する人も中にはいます。
しかし、経済活動を後回しにした結果すでに多くの大企業が赤字で失業者が増えています。
今回は、地方で失業者が増えると介護しか働く場所がなくなるという話です。
コロナ禍で経済活動を後回しにしたツケがどんどん現れている
コロナで自粛や経済活動は後回しだと言っている人たちは現実の経済状況を理解していますか?
以下の記事は4月に書いたのですが、7月時点での経済がかなり深刻なダメージを与えています。
すでに多くの大企業は『多額の赤字』を出しています。あなたも聞いたことがある企業ばかりだと思います。
マツダ:400億円の赤字
キャノン:88億円の赤字
吉野家:73億円の赤字
JAL:1,200億円の赤字
ANA:1,600億円の赤字
三越伊勢丹:600億円の赤字
スターバックスコーヒー:約712億円の赤字
JR東日本:1,553億円の赤字
オリエンタルランド:248億円の赤字
三菱重工:579億円の赤字
日本製鉄:2,000億円の赤字
当然、大企業でもこのような赤字であれば『中小企業はさらに悲惨な状況』なのは目に見えていますね。
実際に新型コロナウイルスの影響を受けた倒産が全国で400件に達したようです。
ちなみにこのデータは『自主閉店』が含まれていないので、自主閉店入れた場合全国で万単位ですね。
これも氷山の一角だと私は考えており、今はまだなんとか補助金・助成金で食いつないでいる企業はいますが、
そうした補助金や助成金がなくなる『10月以降が本当の恐ろしい事態』になるかなと思っています。
もちろん企業が倒産すれば雇用も生まれません。
日本では、新型コロナの影響で解雇や雇い止めが見込みを含めて7月29日時点で4万32人になった模様です。
7月1日時点で3万人を超えてから『1カ月弱で1万人増加』しています。
また、4月に仕事を休んでいた600万人の労働者のうち1割りが仕事を失っているようです。
失業には至っていないものの仕事を休んでいる人は小売業や飲食業を中心に『236万人』いるようです。
また、6月に失業した人は41万人にのようです。
これでもパッと来ない人は日本の2020年度の成長率は『マイナス4%台半ば』であり、
リーマンショックの『マイナス3.4%』を大きく超えています。
つまり、今の日本のコロナ禍の経済状況は『リーマンショックを超えている』ということになります。
当然、赤字の企業が増えれば雇用が生まれないですし、失業者も増えていく一方です。
失業率と自殺率は『相関関係』にあるので、日本での自殺者が増える見込みです。
下手すれば『コロナの死亡者数を上回る可能性』も大いにあります。
また、労働者全員が単身なわけではなく家族もいるので、離婚や教育費が払えないということにも繋がりかねないです。
もちろん働く人たちが税金を納められなければ、年金や社会保障も崩壊しますね。
サラリーマン層:仕事をリストラされて離婚や最悪自殺まで追い込まれる。
高齢者層:サラリーマン層が税金を払えないので年金や社会保険も崩壊するので生きていけない。
事の深刻さがデータとしても現れています。
生活保護や緊急小口資金の申請が増えている
そんなこと身の回りで起きていない!!嘘を言うな!!と言う人もいると思うのですが、
事実として『生活保護申請数は各地で急増』しております。
7月以降も『週2万~3万件のペースで増加』でさらに増える見込みです。
また、生活保護申請などが受け入れられずにコロナ失業で路上生活をせざるを得ないホームレスも急増しています。
生活が苦しくなった世帯が最大20万円を無利子で借りられる制度の緊急小口資金ですが、
なんと2009年度の約80倍申請されているようです。それだけ経済に大きなダメージがすでにあるということです。
あなたがコロナ怖い怖いと言っている間にどんどん経済状況が悪化しているのです。
観光・飲食業界潰れると500万の失業者は介護業界で働くしかない
経済状況でも特に補助金で食いつないでいる『地方の観光業界』は危険です。
観光業界や飲食業界が赤字で失業者が増えると、
500万の失業者の雇用を吸収することができるのは『介護業界』しかありません。
地方には、仕事のバリエーションが減る一方となり、介護業界で働きたくない若者は益々、都市へ集中します。
当然地方の人口はさらに過疎化しますし、税収は下がるので悲惨な状況は目に見えています。
結果として地方は『老々介護』しか産業がなくなってしまいます。介護業界を悪く言っているのではありません。
現実的に観光業界や飲食業界の失業者が働くのであればそうした選択肢しか残らないのです。
地方には介護業界しか無くなり、生産性がなく税金を食いつぶすだけの人々が増えるわけです。
介護保険は既に破綻しているので財源足りないですからね。
介護される老人と介護する人間だけが増える国に未来があるか?
介護される老人と介護する人間だけが増える国に未来があると思いますか?当然ないと思います。
コロナを不必要に不安がる人のせいで『観光に行くな!!』『自粛しろ!!』とかいう人が日本には多いのですが、
自殺者が少なく済むなら『経済回して旅行して地方にお金を落とすべき』なんですよね。
『失業しても生活保護を受ければ良い!!』などと言っている人たちがいますが、
そうした生活保護を受給している人の生活を支えているのは『経済を回している人たちの税金』ですからね。
経済を止めて自粛をしろという人たちが受けようとしている時点でおかしな話なんですよ。
つまり『セーフティーネット』さえも無くなり、現在の状況だとコロナを必要以上に恐れる国民のせいで、
『本来コロナで失われなくて済んだ命が別の理由で命を落としかねない』です。
コロナで失われる命が大切で、経済で失われる命を軽視しすぎです。
コロナと経済を両天秤でリスクマネジメントを行うこと
日本は未だに『〇〇をしないでください!!』とか『〇〇を避けましょう!!』しか言いません。
政治家はリスクや責任を負いたくないので『ゼロリスクな発言』しか言いません。
命が優先だとか経済が優先だとか0か100かで考えるのではなく『リスクマネジメントを行うこと』が大切なのです。
誰も『3密な場所で濃厚接触して経済回せ』なんて一言も言ってないんです。
正しくリスクを取ってマネジメントすれば両方うまくいくんです。
どれだけなら『リスクを許容できるか?』を考えて行く必要があると思います。
そもそも感染することが『悪』であるというのは間違いで、本来考えなければならないのは、
『重症化リスク』や『死亡リスク』を抑えることが目的です。
重症化リスクや死亡リスクを抑える→正しい目的
そうしたリスクを抑えた上で、どのような経済活動を行えばよいのかを判断すればよいのです。
どちらにせよ私たちはコロナのリスクを背負い生きていかなければならないので、
どれだけのリスクを許容して生きるのかを考えて行くべきだと思います。
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