こんにちはmasayaです。
日本は高齢化によって老害が増えていますが、
高齢者だけではなく若者も『変化を拒み現状維持する傾向』があります。これを若者の老害化と言います。
今回は、日本では若者の老害化が進んでいる話についてです。
日本では『若者の老害化』が進んでいる
日本では高齢化によって昔に比べて老害と呼ばれる問題の多い老人が増えてきました。
高齢者になると保守的な考えで変化に対して臆病になります。
しかし、これは高齢者だけのことだけではなく、
若者のも同じように変化しようとしない『若者の老害化』も深刻になってきています。
今回は若者の老害化について説明していきたいと思います。
若者の老害化した人たちは自分で考えるという『思考力』が欠けている
若者の老害化した人たちは自分で考えるという『思考力』が欠けています。
変化を恐れていたら『時代の流れに取り残されてしまう』のです。
では、なぜ思考力が欠けてしまったのか要因を説明します。
長文読解力が欠損しているから
今の若者は、短い文章でのやり取りは得意でも『長文読解力』が欠損しています。
以下は2018年のOECDの「国際学力到達調査(PISA)」の結果についてです。
なんと日本は「読解力」が急落して過去最低の15位になっているようです。
経済協力開発機構(OECD)は79か国・地域の15歳計約60万人を対象に2018年に実施した
「国際学力到達調査(PISA)」の結果を公表した。
日本は「読解力」が急落して過去最低の15位、前回の15年調査の8位から大きく順位を下げたとの報道。
理数系は上位を維持しているが、なぜ読解力がそんな体たらくなんだ。
PISAに参加した日本の高校1年生は6,100人。
「科学的応用力」の得点は2位から5位、「数学的応用力」は5位から6位に順位を下げた。
その分野は、1位は中国(北京、上海、江蘇、浙江)、2位はシンガポール、3位はマカオ。
日本がOECD平均を下回ってしまった読解力の順位低下の要因は
「子供たちの言語環境が急激に変わり、読書などで長文に触れる機会が減った」ことを文科省は挙げる。
日本の高校生はノンフィクションや新聞を読む割り合いが低かった。
何を読んでいるかというと、LINEなどを使った短文のチャットで、
毎日それをやっているのは日本が87.4%でOECD平均67.3%を上回る。
日本の高校生が学習でのICT(情報通信技術)活用も参加国中最低水準。
他にも『2〜3語で構成されている文でなければ読むのが辛い』というデータもあります。
川島教授によると、フェイスブックの長い文章を読めない人が増えているそうで、
LINEやツイッター上の2~3語で構成される文でなければ読むのがつらいのだという。
SNSの評価を鵜呑みにするから
また『SNSで評価が高い投稿や拡散されているもの≒正しい良い情報である』という考え方で、
YoutubeやTwitterなどのSNSで要約の要約を見ただけでそれ以上は深く調べようとせずに、
内容を精査せずに関係なくリツイートなどをしています。
米国のコロンビア大学、およびフランスのFrench National Instituteの
コンピュータ・サイエンス共同研究チームではニュースがSNSの力で拡散されていくかの研究調査を実施しました。
調査によると、リツイートがリツイートを読んでニュースは拡散してもそのツイートに含まれているリンクから
元のニュース記事へジャンプして内容を確かめたりしない人が『全体の59%』にも達することが示されています。
Nearly 46,000 people shared the post, some of them quite earnestly
— an inadvertent example, perhaps, of life imitating comedy.
Now, as if it needed further proof,
the satirical headline’s been validated once again:
According to a new study by computer scientists at Columbia University and the French National Institute,
59 percent of links shared on social media have never actually been clicked:
In other words, most people appear to retweet news without ever reading it.
つまり、その情報が確証を得られるかどうかを自分で判断していない人が多いということです。
ですので、フェイクニュースなどに踊らされたりする傾向があります。
若者の老害化にならない方法
老害化しないためには『思考力』を鍛えるほかないです。思考力を鍛えることができる方法をいくつか説明します。
・読書をする
・考える時間の空白を増やす
・自分の意見をアウトプットしてみる
仮説を立てる癖をつける
『なぜ?』や『どうして?』という感情が湧いてきたら、調べる前に自分で『仮設を立てる』癖をつけましょう。
わからないことを調べるとき、すぐ検索するのはよくないです。
すぐ検索する癖があると、自分の頭で考えることがなくなります。
大切なのは『疑問→思考する』ことを繰り返えすことです。
調べる媒体は何でも良いです。検索エンジンでもSNSでも良いです。
読書をする
日本の大学生の『53.1%』が本をまったく読まないというデータがあります。
読書は著者が問題提示と問題解決をセットで記載しているケースが多いです。
ですので、本を読む中で自分がなぜ?と思ったことを
著者はどのように解決するのかまでを解説しているので思考力をコピーすることができます。
思考とは『言葉』で行う行為であり、言葉を緩くいい加減に扱う人は『いい加減な思考』しかできません。
言葉には『全て思考の結果』が詰まってます。
つまり、頭の良い人の文章や言葉を読むことで自分の思考力も自然と上がっていきます。
考える時間の空白を増やす
そもそも昔の人たちは待ち時間などスマホがない時代には『考える時間の空白』があったんですよね。
今はその時間をスマホなどで埋めてしまっているので、
情報をインプットする時間はあっても、考える時間やアウトプットする時間は現代人は少ないのかなと思いました。
ですので、以下のような場所ではスマホを持ち込まないか、触らないということをしてみましょう。
・トイレ
・電車やバス
・散歩
敢えて何もしない時間こそが『考えるために必要』であり、スマホを見ない時間を増やすことは思考力が鍛えられます。
自分の意見をアウトプットしてみる
自分の意見をアウトプットしてみるというのも1つですね。
私もこのような形で自分の考えをブログにアウトプットしています。
『コピペ』や『スクショ』だけではNGです。
自分なりの考えを文章に落とし込むと頭にある情報が整理されていき思考力がどんどん身についていきます。
衰退途上国の日本で生き残るには思考力を磨く必要がある
これからの日本は衰退していくことがほぼ人口統計を見ると確約されています。
そうした衰退途上国になる日本で、ただぼーっとその社会に最適化した生き方をすると
『若者の老害化』で終わってしまいます。大切なのは『思考力』を鍛えることです。
逆に思考力さえ備わっていれば、どんな時代も生き残っていけます。
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