人生は「なんとかなる能力」と「なんとかする能力」の2つをを身につける
VUCA時代では何も正解がなく難しい時代ではありますが、そんな時代でも生き抜くために大切な2つの能力があります。
それは『なんとかなる能力』と『なんとかする能力』の2つです。
この2つを身につけるとだいたいのことは実現していきます。それぞれについて解説してきましょう。
なんとかなる能力
なんとかなる能力というのは『楽観的に考える力』です。ポジティブ思考などと表現しても良いでしょう。
日本は挫折や失敗に対してそれほど寛容ではなく『減点主義の社会構造』です。
持ち点100点から失敗すると減点されるような社会です。
つまり、多くの人たちが点数を減点しないように窮屈な生き方をしています。
だからこそ『楽観的になんとかなる』と思える能力がある人のほうが人生が生きやすいです。
完璧主義になりすぎない
挫折や失敗をしないためにと多くの人は常に満点をキープするために『完璧主義』を目指してしまいがちです。
私も野球部で打撃不信で落ち込んでいたときは『完璧主義』でした。
ミスをしてはいけない失敗したらベンチに戻されるという恐怖で、空回りして自分の良さが全く発揮できませんでした。
しかし『もっと軽く考えればいい。真剣に考えても軽く考えても、目の前のことは同じだよ』と言われてから、
完璧主義をやめて『楽観主義に転身』しました。
すると、肩の荷がおりて気楽になって頭がしっかり動くようになって野球が楽しくなりました。
挫折や失敗で落ち込むことなく『冷静に次にどうするか?』だけを考えれば良いのです。
ポジティブで明るい気持ちを持つ
未来に対してポジティブである人のほうが上手くいきます。
例えば、コップに水が半分しか入っていない状況で、
ポジティブな人:水が半分残っている
と状況や現象にポジティブな解釈ができれば、大体は幸運だと感じられますし、
ポジティブな人のエネルギーやパワーはとても大きいです。
『いかに肯定的に捉え直せるか?』や『どう解釈するのか?』によって自分がポジティブにもネガティブにもなります。
最悪な状況だとしても『なんとかなると明るい気持ち』を持っているというのはとても大切なことです。
なんとかする能力
なんとかする能力というのは『限られた状況でなんとかする力』のことです。
人生を生きていく中で、どうしても正念場のようなタイミングに出くわします。
その正念場で『なんとかする力』を持っている人は力強く生きていくことができます。
見切り発車で行動する
見切り発車で行動するというのも重要です。この世の中ですべて100%準備が整うことはないんですね。
ビジネスや仕事が苦手な人ほど『100%条件が整うまで待ってしまっている』んですね。
・お金がないから始められない…。
・情報が少ないから始められない…。
そうした100%揃わない状況で『なんとか一定の満足できる形にすること』が非常に大切です。
よく『なぜ見切り発車をすることができるのですか?』と聞かれることがあるのですが、
『見えてくることが多い』から見切り発車をしているんですね。
ある程度(70%)ぐらい見えてくれば手と足と頭を動かしてコミットしているので、
多少はコストが無駄になることはありますが、情報もリソースも増えてスタート時点よりも一気に成長します。
自分で決めたことをやり遂げる
自分が目標を決めたことは『しっかりとやり遂げること』が重要です。
仕事ができない人の典型例は『責任感がないこと』です。
そして何かを言い訳にして、問題を解決するために考えて動けないんですね。
「○○だからできない」なんてものはどうでもよくて『なんとかする』というのが大事なのです。
最近だとやり抜く力として『GRIT(グリット)』が有名です。
GRIT(グリット)は以下の4つの要素が必要だと言われており、
それぞれの頭文字を取ってGRIT(グリット)と呼んでいます。
Resilience(復元力):失敗しても諦めずに続ける
Initiative(自発性):自分で目標を見据える
Tenacity(執念):最後までやり遂げる
物事を成功に導くためにはこの4つを意識するのが良いと言われています。
成功者には共通してGRIT(グリット)が備わっています。
GRIT(グリット)が身につくと『強制力によって目標が達成しやすく』なります。
まとめ
修羅場や正念場などの大きな問題やテーマが降り掛かってきたときに、
人生は「なんとかなる能力」と「なんとかする能力」さえベースとして備わっていれば、
大抵のことは乗り超えることができると思います。
そうしたことを繰り返す中で『人というのは成長してより逞しく』なっていくんだと思います。
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