こんにちはmasayaです。
最近コロナの新規感染者数が増えているとメディアが各局報道していますが、
そうした情報に過敏に反応した人たちが、周りに感染した人を村八分や魔女狩りするケースが増えています。
今回は、日本人が恐れているのはコロナそのものではなく村八分にする人間に恐れている話です。
日本人が恐れているのはコロナそのものではなく村八分にする人間に恐れている
私がツイッターで以下のようなツイートをしたところかなりの反響がありました。
多くの日本人ってコロナが怖いって言うよりも
コロナによって村八分や魔女狩りする人間に恐れていると思うんだよね。
言い換えればコロナではなく社会に殺されるって感じ。
しかもメディアやテレビが恐怖増幅装置のようにさらに煽るからな。
コロナそのものよりも怖いと感じる。 pic.twitter.com/xe4lVc412S— masaya@自由のその先へ。 (@masaya_hacks) July 23, 2020
中にはコロナ自体を本気で恐れている高齢者もいますが、
大半の日本人が恐れているのは『コロナそのものではなく村八分にする人間に恐れている』と思っています。
日本で自粛警察やマスク警察が話題になりましたが、なぜ彼らのようなヒステリーな心理状態になるのかというと
『社会に殺されるリスクにおびえている』というのが一理あるとわかりました。
実際に地方などでは、コロナヒステリーによる村八分や魔女狩りのようなことが行われています。
旅行需要喚起策「Go Toトラベル」が始まるなか、
新型コロナウイルスの感染者が確認されていない全国唯一の都道府県になって3カ月以上たつ岩手県では
「1人目になりたくない」「最初の感染者を出したくない」という警戒が高まっている。
達増拓也知事が記者会見で「第1号になっても責めない」と異例の呼び掛けを繰り返すほど、
過剰とも言える反応も起きている。
絶対に帰るな――。東京都在住の男性(26)は6月下旬、
盛岡市にある実家への帰省を父に無料通信アプリ「LINE(ライン)」で相談した際、
伝えられた内容をツイッターに投稿した。
男性の「そろそろ帰っていいかな」との問い掛けに、
父は「岩手1号はニュースだけではすまない」とたしなめていた。
投稿は反響を呼び、4万回以上リツイート(再投稿)された。
「妹が岩手県民。第1号になったら生きていけないと言っている」
「岩手の家族の葬儀に来るなと言われた」と同様の経験を打ち明けるコメントも相次いだ。
その後、男性は父に「ニュースだけではすまない」という返信の意味を聞いた。
父は「帰省した子が感染していたら、田舎ではすぐにうわさが広がり、何が起こるか分からないと考えた」
と説明した。男性は毎日新聞の取材に対し、
「今回の投稿を通じ、感染者や家族が投石や張り紙で責められたケースがあることを知って驚いた」と語る。
男性は帰省を断念した。
ちなみに実際に岩手のコロナ感染者第1号の男性が誹謗中傷されているようです。
7月29日に岩手県の新型コロナウイルス感染者“第1号”となった男性の勤務先に、抗議の電話が相次いでいる。
先月31日までに電話が100件以上、またメールでの問い合わせも多数寄せられたという。
内容の大半は感染した男性を誹謗(ひぼう)中傷するようなもの。
個人を特定しようとしたりするものもあった。逆に応援するようなメッセージも届いているという。
批判的な意見があることは予測していたが、
「(会社の業務が)インフラ事業を担っているので、地域社会を不安にさせない」ために公表に踏み切った。
担当者は「問い合わせをする気持ちは察するが、悪質なものや実害がある場合には法的措置も検討していきます」
と話している。
→https://www.excite.co.jp/news/article/SportsHochi_20200801_OHT1T50286/
他にも愛媛県今治市ではコロナの感染者を誹謗中傷するビラがばら撒かれているようです。
「この顔にピンと来たらコロナ注意」と
特定の男性を新型コロナウイルスの感染者だと中傷するようなビラが
愛媛県今治市で複数見つかったことが分かりました。
言葉に詰まるほど不快な内容のビラは今治市の飲食店に置かれていました。
「この顔に、ピンと来たらコロナ注意!」「今治で初コロナ感染者」。
大きな文字で呼び掛けるような内容と、
個人の苗字を名指しして正面の顔写真とご丁寧に横向きの写真まで…。感染者として非難しているのでしょうか。
ビラが置かれていたのは飲食店の入り口付近でした。
発見されたのは24日夕方、今治で初めて新型コロナの感染者が確認された日でした。
近所には同様の内容のビラが複数枚あったといいます。
→https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000189459.html
他にも茨城の日立市の海水浴場では赤字で『東京都からお越しの方は駐車場の利用をご遠慮ください』と
わざわざ東京都という地域を名指しで記載しています。
他にもツイッターのツイートを見るとこのようなものがありました。
島根でコロナ感染した女子大生が半村八分状態にされてるらしい。感染理由はクラスターがあった舞台を観に行ったからなんだけど、その女子大生も確実に被害者な訳で、その程度で村八分にするような腐った田舎文化がなくならない限り地方の過疎化は止まらないよねって話
— じ (@juuutamaaaaaaa) July 23, 2020
長野県上田市でコロナ感染した方は、家に石を投げつけられたり、自分の親戚の個人情報をネットに拡散されるなど、周囲の嫌がらせを受けてとうとう転居する羽目になったという。恐るべき村八分の世界がまだある。
それもこれも政府の対策の失敗から来ている。実に理不尽な話だ。— あしゅら男爵 (@kisaka_masamiya) July 19, 2020
親いわく田舎のコロナウイルスによる村八分問題はだいぶ深刻らしい…。罹患したら圧によって会社を辞めるぐらいとのこと。
— でじねこ (@digineko_dood) July 27, 2020
国立成育医療研究センター第2回【コロナ×こどもアンケート】中間報告では、
コロナになった人と疎遠にするかどうかで子供と保護者の回答のうち『31%』がそう思うと書いています。
また、世界で感染したのは本人が悪いと思うと答えた人の割合をグラフにしたものでは、
日本がダントツの11.5%でした。
日本には昔から『人様に迷惑をかけてはいけない』という価値観があり、
そのせいで『人様に迷惑がかけるような人間は人間ではない』という思考にに陥りがこうであるべきが強いほど、
人は攻撃的になります。ですので、日本全体で『コロナそのものではなく村八分にする人間に恐れている』わけです。
誰かの責任にして吊るし上げないと気が済まなんでしょうね。
コロナそのものではなく村八分にする人間を作り出した要因
コロナそのものではなく村八分にする人間を作り出した要因について紹介します。
・ゼロリスク思考をやめないから
メディアが不必要に不安を煽ったから
村八分や魔女狩りはコロナ感染を悪いことのように報道してきたメディアの罪は大きいと思っています。
今のテレビは『恐怖増幅装置』となっており、村八分や魔女狩りを率先しているわけです。
三浦瑠麗さんのサイトの分析によると
新型コロナに対する健康不安はテレビ視聴が多い人の方が強いというデータがあります。
ちなみに年齢が上がるほどネットよりもテレビの利用時間が長いというデータもあります。
最近では、若者も無症状や軽症でも『後遺症が残る』から自粛しましょうと報道していますが、
後遺症が確定するのは『通常約1年以上経過』してからです。
テレビが勝手に決めつけて煽り報道するのはおかしいです。
視聴率が取れるからという安易な考えで、不必要に不安を煽らないことが大切です。
ゼロリスク思考をやめないから
日本人の中には『ゼロリスク思考』な人が多いです。
ゼロリスク思考の考えでは『感染する時点でアウト』になっており、その時点で村八分や魔女狩りの対象となります。
なぜゼロリスク思考なのかというと『自分でコロナのリスクを考えることができない』ので、
必然的に『新規感染者ゼロを目指そう!!』とか『感染することは悪だ!!』と言って
自分のリスクゼロでも安心できる環境を作りたいだけの話なのです。
また、ワクチンができれば大丈夫だと思っている人が多いですが、
インフルエンザでもワクチンの効果は『7割程度』です。
ワクチンが出来ようが新型コロナウィルス自体を『根絶することは不可能ということ』です。
インフルエンザを社会は許容しているのであれば、コロナも同程度は許容されるべきだと思います。
日本人は一体何と戦っているんだ?
コロナに感染すると仕事も行けず、近所で噂になり、村八分になる。
そして引越しを余儀なくされて、解雇される可能性がある。最悪の場合、コロナが軽症でも社会によって自殺する。
もうこれはコロナ自体の問題ではなく『日本人の陰湿さ』だと思っています。
『日本人の異質なものを排除する民族性』が問題なんです。それを多くの人が怯えているんです。
私たち日本人は一体『何と戦っている』のでしょうか?本来戦うべき相手を間違っていませんか?
サッカー選手の本田圭佑も同じような意見を持っています。
コロナに感染した人は何で謝罪するの?被害者でしょ。病気にかかった人を追いつめるって頭おかしくなってるとしか思えん。
— KeisukeHonda(本田圭佑) (@kskgroup2017) August 1, 2020
なぜ、日本人同士が自殺まで追い込むほど互いに監視しあっているのですか?
今後、村八分がエスカレートすれば、コロナの追跡調査やPCR検査も非協力的になります。
実際に村八分を恐れて検査に協力しない人たちも増えています。
ほとんどの人が軽症でも村八分になるリスクを考えれば協力しないほうが身のためだからです。
もちろんこうした空気を作り出したのも『村八分や魔女狩りにする日本人のせい』です。
今回の感染拡大では、調査に非協力的な人や店が多く、接触者や立ち寄り先の調査が難航。
店の名前や勤務先を言わない人もいて、接触者が把握できないまま感染がどんどん広がっている状況だ。
市の担当者は「調査に協力することが、感染拡大を食い止めるために重要だという意識を持ってほしい」と強調。
そのうえで「感染の広がり方は第1波と比較にならないほど深刻。軽症や無症状が多いからと油断せず、
最大限の警戒をお願いしたい」と話している。
PCR検査して無症状や軽症でも社会に殺されるリスク考えればそちらのほうが高いですからね。
これも村八分や魔女狩りをすることによる弊害ですからね。本当に本末転倒だと思います。
あまりにも行き過ぎた村八分や魔女狩りを行う人に対しての制裁をするべきですね。
私たち日本人同士が足を引っ張り合っていても意味がないんですよね。
本来の敵は『コロナウイルス』そのものであり、目的を履き違えてはいけないです。
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