こんにちはmasayaです。
世界ではどんどん教育の取り組みが変わっており、最近世界で注目されているのが『STEM（ステム）教育』です。
これは科学・技術・工学・数学の教育分野を総合的に学ぶ教育になります。
しかし、こうした分野は日本は過去に優れていたのですが、
現在の教育レベルはOECD72カ国の最低レベルに落ち込み始めています。
今回は、最近アメリカで注目されいてる『STEM（ステム）教育』について紹介します。
STEM（ステム）教育
STEM（ステム）教育とは、最近アメリカで注目されいてる教育になります。
STEM（ステム）とは以下の科目の頭文字をとったものです。
Technology（技術）：最適な条件・しくみを見つけ出すこと
Engineering（工学）：しくみをデザインし、社会に役立つモノづくりをすること
Math（数学）：数量を論理的に表したり使いこなすこと
こうした科目は今後社会にとって非常に重要な知識やスキルになります。
従来の教育では『先生が教えて生徒は覚える』というスタイルの学びでは、
人工知能（AI）などが発展した社会に適応できる人材は育ちません。
新たな時代に必要とされているスキルである
・創造性
・判断力
・問題解決力
を身につけるのがSTEM（ステム）教育の本質的な狙いになります。
STEM（ステム）教育と従来の教育の違い
STEM（ステム）教育の最も重要な点は『それぞれの知識を総合する』ということです。
通常の学校のカリキュラムでは、算数は算数だけ、理科は理科だけという『縦割りの教科領域』しか学べないんですね。
最近のビジネス業界を見ていると自動車産業にIT企業が参入したりなど、
開発者は、自分の得意分野以外も総合的な知識がある程度わかっていないと
話にならないという状況へシフトしつつあるのです。
STEM（ステム）教育を取り入れることで、得た知識とスキルを総動員させて
様々な問題や課題を解決でき、社会のニーズにあった実用的な力を身につけることができます。
STEM（ステム）教育：総合的に教科領域を超えて知識やスキルを学ぶ
日本でもSTEM（ステム）教育が徐々に取り組まれている
STEM（ステム）はアメリカが進んでおります。オバマ前大統領の就任後にSTEM（ステム）教育が本格化しています。
年間で数十億ドルという予算が投入されており、
『優れた人材をより多く育成しよう』という国家的な戦略が進められています。
まだまだ日本の教育業界の認知度で言えばアメリカやシンガポールなどに比べて低いです。
なんと日本の科学、技術、工学、数学の教育レベルは『OECD72カ国の最低レベル』だそうです。
そうした日本でも一部の教育機関ではSTEM（ステム）教育が徐々に取り組まれています。
駒込学園
駒込学園は中高一貫校であり、埼玉大学のSTEM教育研究センターとの共同にカリキュラムを実施しています。
2018年に食料不足を解決するための農業支援ロボットを開発、制作して
世界ロボットコンテストの全国大会に出場しています。
あいちSTEM教育推進事業
あいちSTEM教育推進事業では、定められて県立高校が理工系大学と連携して
STEM（ステム）教育過程を研究する『あいちSTEMハイスクール』を実施しています。
東京学芸大こども未来研究所
東京学芸大こども未来研究所ではSTEM教育の取り組みとして、小学生3〜6年生を対象とした
会員制ものづくりラボ『Codolabo STEMひろば』を開催しています。
これからの時代に必要な知識やスキルを身につける
知識やスキルを身につけるのは『社会の問題を解決するため』です。
特に日本ではIT人材不足が懸念されており『STEM（ステム）教育は必須』だと言ってもいいでしょう。
STEM（ステム）教育は高い科学技術力や考える力を身につけることができ、
今後IT社会やグローバル社会で活躍できる人材を育てることに繋がっていくと思います。
今までの概念に縛られること無く、より今の時代に適した教育が日本でも取り入れられることに期待しています。
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