日本で終身雇用制度が限界に成りつつある
日本では、終身雇用制度が崩壊しつつあります。
これは結構今の日本で働く人にとっては大きな問題になると思います。
すでに経団連会長は終身雇用制度は限界だと言っています。
経団連の中西宏明会長(日立製作所会長)は7日の定例会見で、終身雇用について
「制度疲労を起こしている。終身雇用を前提にすることが限界になっている」と改めて持論を展開。
「雇用維持のために事業を残すべきではない」と、経営者に対して新しいビジネスに注力するよう訴えた。
そして、トヨタ社長も終身雇用は限界だと発言しています。
日本自動車工業会・豊田章男会長:
「なかなか終身雇用を守っていくというのは難しい局面に入ってきたのではないかと」
終身雇用制度が限界になりつつある日本では、働き方を従来のモデルからアップデートする必要があると感じます。
終身雇用制度が崩壊するこれからの時代はフリーランスが急増する!!
これからの時代フリーランスが急増すると言われています。
そもそもフリーランスとは何かというと、
フリーランス(英:freelance)は、
特定の企業や団体、組織に専従しておらず、自らの才覚や技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主もしくは個人企業法人である。
略してフリーと呼ばれる。企業から請け負った業務を実際に遂行する本人をフリーランサーと呼ぶ。 —Wikipedia
アメリカ全体の就業人口のうち、約1/3がフリーランスで生計を立てているそうです。
アメリカではすべての職が専門職であり、総合職という概念や雇用形態が無く終身雇用が前提とされていないのです。
つまり、これからの時代日本もアメリカと同じ状況になる可能性が非常に高いです。
会社員とフリーランスの違い
会社員とフリーランスの違いを表形式でまとめました。
会社員 | フリーランス | |
収入 | 安定している | 安定していない |
収入UP | 成果を出しても見合った報酬が与えられない | 売上が増えれば自分の収入に反映される |
仕事 | 倒産やリストラで 仕事をクビになる可能性がある | 自分で仕事をしているので クビになることが無い |
時間 | 会社の規則に従っている | 自由に自分で決められる |
審査 | 通りやすい | 通りにくい |
有給休暇 | ある | ない |
退職金 | ある | ない |
会社員のメリットとデメリット
会社員のメリットとデメリットです。
メリット | デメリット |
収入が安定している | 固定給なので成果に対して見合った報酬が与えられない |
時間外・深夜の労働に対して手当がある | 会社の方針に従い仕事をするので、 仕事上の自由が存在しない |
労働時間と休日が規則で決まっている | 倒産やリストラで仕事をクビになる可能性もある |
有給休暇がある | |
自動車ローンや住宅ローンなどの 審査に通りやすい | |
社会保障の一部を会社が負担してくれる |
フリーランスのメリットとデメリット
フリーランスのメリットとデメリットです。
メリット | デメリット |
定年が無い | 収入の保障がどこにもない |
勤務時間を自由に自分で決められる | 仕事量や収入の波がある |
売上が増えれば自分の収入に反映される | 住宅ローンや自動車ローンなどの 審査が通りにくい |
自分の判断で仕事や取引先を選択することができる | 退職金がない |
仕事で必要なモノなどを経費として節税することができる | 加入できる社会保険が少ない |
自分の働き方そのものが売上や業績に比例する | 公的年金が少ない |
会社員の方が会社という組織に守られていますが、自分の自由などはかなり制限されます。
その一方でフリーランスは自由に仕事を行える半面でやはり後ろ盾が無いです。
私が個人的に感じるのは、能力がない人は会社員をやるべきだと思っています。
ただ、会社員だとしてもこれからの時代給料は会社から貰うのものではなく、自分で稼ぐものにシフトすると思います。
ですので、会社員として勤めていても今後はフリーランスと同じように働く必要があります。
これからの時代、安定は自分で勝ち取るもの
これからの時代、安定は自分で勝ち取るものにシフトしていくと思います。
これは会社員でもフリーランスでも同様ですね。
ただ会社の組織の中で自分の価値を高めていくのか、フリーランスとして独立して自分の価値を高めていくのかですね。
自分で能力を高めていかないと安定は無い時代です。
自分の価値をもう少し掘り下げていけば、業界に対する「市場価値」です。
市場価値はドラゴンボールで言う戦闘力みたいなものですね。
市場価値を高めるためのスキルを身に着けていくことが会社員・フリーランスにとってさらに重要になっていきます。
コメント