こんばんはmasayaです。
日本では、逃げることが悪だとか我慢することが美徳とされています。
しかし、私は逃げることは悪ではなく『戦略的撤退』であると考えています。
今回は逃げることは悪ではなく戦略的撤退だという話についてご紹介したいと思います。
逃げることは戦略的撤退である
日本人の多くは、逃げることを悪だとして考えられています。
逃げないことや困難にも我慢することが美徳されているこの社会ですが、
私は逃げることは、悪いことだとは思いません。逃げることは『戦略的撤退』だと考えているからです。
戦略的撤退は『今後の反撃や攻勢のために態勢を整えることができるように戦い半ばで退くこと』を指します。
簡単に言えば、その戦闘に負けていますが、余力を残して退くということです。
よく逃げる行動を取る人に対して、勇気が無いなどという人がいますが、逃げるのは勇気がないからではありません。
逆に勇気があるからこそ逃げるという決断ができるわけです。
戦略的撤退という言葉はモンスターハンターから知った
戦略的撤退という言葉を知ったのは、中学生時代に流行ったモンスターハンターというゲームからです。
モンスターハンターというゲームは、ハンターがモンスターを狩りするゲームです。
しかし、ゲームの中には手強いモンスターも存在するので一度の狩猟で倒せない場面も多くあります。
そのため一旦狩猟という行為を投げ出して、回復や作戦を立て直してから、
最終的に狩猟を成功させるために必要な行為として逃げます。
モンスターハンターで大切なことはモンスターを狩猟することであり、
モンスターから逃げたからと言って負けたわけではないのです。
最終的にモンスターを狩猟すればよいのです。それが逃げることではなく、戦略的撤退の違いになります。
私も人生の中でたくさん逃げてきました
私も人生の中でたくさん逃げてきました。高校時代に部活を辞めています。
というのも先輩とのトラブルで辞めざる得ない状況でした。しかし逃げることは戦略的撤退として捉えているので、
その後、生徒会に立候補して別の形で自分を表現する場所を見つけました。
また、新卒で勤めた会社も辞めています。
多くの人から見たら、新卒ですぐに会社をやめるなんて逃げていると思われますが、
逃げることは戦略的撤退として捉えていなので、そこからすぐに起業して現在も生活できています。
たくさん色々なことから逃げてきましたが、逃げてきたからこそ今の自分があると思っています。
生物学的に逃げることは生存戦略上で最も有効な戦略
生物学的に逃げることは生存戦略上で最も有効な戦略です。
昔に産経新聞に書かれた13歳の投稿なのですが、
『動物は生きるために本能で逃げるのにどうして人間は逃げてはいけないのか?』を疑問に思うという投稿です。
これは的を得ている疑問だと思います。13歳でここまで本質に気付けるのは賢い人ですね。
危機に直面した生物は『戦う』か『逃げるか』のどちらかの選択を瞬時に行います。
しかし、人間は上記のような選択は取らず『我慢する』か『じっと耐える』という選択します。
なぜ人間が採用している選択肢を選ぶ動物がいない理由は単純な話で、
『そのような選択をした生物は絶滅してしまった』ということです。
つまり、危機的状況において『我慢する』とか『じっと耐える』というのは、
生物学的に悪い選択肢であるということです。
生物学的に逃げることは生存戦略上で最も有効な戦略であるということです。
・生物学的に逃げることは生存戦略上で最も有効な戦略。
兵法三十六計という有名な兵法書にも逃走は最善の策であると書かれている
兵法三十六計という有名な兵法書にも逃走は最善の策であると書かれています。
兵法三十六計の最後には『走為上=走るを上と為せ』という項目が存在します。
これは簡単に言うと『逃走は最善の策である』ということです。
孫子の兵法にも同じようなメッセージが存在します。
つまり、『勝ち目が無いとわかった場合は損失を最小限に迅速に撤退する』のは戦略的に正しいということです。
逆に、旧日本軍エリートたちは、撤退する行為をなかなかできずに国が滅亡寸前まで言ってしまいました。
太平洋戦争の戦死者はおよそ300万人と推計されていますが、死者の多くは最後の1年に出ています。
つまり、戦争においても逃げることは被害を最小限に抑えることができる戦略の一つであるということです。
・撤退や逃走の選択をできなかった旧日本軍エリートたちは、太平洋戦争で死者をたくさん出している。
逃げるという一つの選択肢を持つと心に余裕が生まれる
逃げるという選択肢を一つ持つだけで心に余裕が生まれます。
逃げる行為を悪だと感じて、逃げられない環境で苦しんでる人達が非常に多いと思います。
少し話が脱線しますが、生物が生き残るために大切なのは『環境による適用度』です。
適応度は以下の計算式から求めることができます。
現代の人間社会は生存率が低くなっています。だからこそ『繁殖率』を高めることが大切になります。
人間社会における繁殖率とは『手数を打つこと』です。簡単に言えばチャレンジする回数です。
チャレンジをするということは何かを辞めて何かを始めるわけなので、
何かを捨てないと新たにチャレンジすることができないです。
自分がこれだと思うことに対してとにかくチャレンジして手数を打つ人が勝つ時代だと思っています。
『逃げるは恥だが役に立つ』という言葉が一時期流行してましたが、
逃げることは世間的に恥かもしれないですが、その後しっかりと立て直せば何も問題はないのです。
あなたにとって何がゴールなのか?をしっかりとブレずに持っていれば逃げることは問題ないです。
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