こんにちはmasayaです。
最近トヨタ自動車が2021年春から定期昇給を完全成果型に変更する方針を固めました。
これは事実上の終身雇用制度や定年退職制度などの日本型雇用モデルの終焉を迎えたということです。
今回はトヨタが定期昇給を一律から成果型にシフトした話についてです。
トヨタが定期昇給を一律から成果型にシフト
トヨタが定期昇給を一律から成果型にシフトするようです。以下は本文の引用文です。
トヨタ自動車が2021年春から定期昇給を完全成果型に変更する方針を固めたことが27日、明らかになった。
一律に昇給する現在の制度を見直し、人事評価に応じて昇給額を決める。
評価によっては定昇がゼロになることもある。
自動車業界は100年に1度と言われる変革期を迎えており、
賃金にメリハリをつけることで社員の意欲を引き出し競争力向上につなげる狙いがある。
現行の定昇は、職位などに応じて一律で上がる分と、評価に応じて上がる成果型を組み合わせており、
全員が毎年一定程度は昇給する。これを見直し、評価に基づくものに一本化する。
職種ごとに4~6段階で評価。評価に応じて配分が増え、最低評価の場合は昇給がゼロとなる。
対象は、係長級以下の約6万5000人。
今月開かれた労使の会合で会社側が提案。
労組は「人材育成と会社としての競争力向上につながる」と評価しており、
9月末に開く大会で受け入れを決める方針だ。トヨタは「頑張った人に報いる制度にしたい」(広報)としている。
トヨタが成果主義を加速させるのは、IT企業など異業種の参入で自動車業界の競争が激化しているためだ。
トヨタでは20年春闘で、労組側が人事評価に応じてベースアップ(ベア)に差をつける仕組みの導入を提案。
ベアがなく実現しなかったが、経営側が定昇見直しを提案していた。
世界No1のトヨタ自動車でも成果主義導入したということは、
そうしなければ生き残れないと判断した結果だと思います。
当然、トヨタが完全成果型定昇導入にシフトしたので、他の企業も同じように舵を切る可能性が高いですね。
もう日本型雇用が終焉を迎える
世界は工場型モデルからサービス型モデルに産業がシフトしています。
従来の工場型モデルであれば企業が4,000万円あれば、400万円で10人労働者を雇って働かせたほうが
モノがない時代に大量生産・大量消費するのでその方が経済は上手くいきました。
しかし、今の時代モノが溢れた時代でありそうした工場型モデルは頭打ちになり、
現在はサービス型モデルにシフトしています。サービス型モデルは『モノからコト』に経済がシフトして
企業は4,000万円あれば400万円で10人雇うよりも、4,000万円で一人の天才を雇用させたほうが良いわけです。
もちろん残りの9人は雇用されないということです。
サービス型モデル:労働力よりも一人の天才の頭脳を必要とする
日本は、未だに工場型モデルで雇用を生み出しており、
世界に比べて企業の魅力が十分に示せず優秀な若年層の高度な人材が獲得できていない状況です。
今後企業が存続をさせるためにはサービス型モデルに舵を切る必要があり、
それに伴い、日本型雇用の終焉が迎えますね。
日本型雇用が終焉になると中年サラリーマンほどキツイ
日本型雇用が終焉になると中年サラリーマンほどキツイです。そもそも日本の企業は『減点主義』です。
日本の企業で上手く立ち回っているサラリーマンほど『失敗をせず、波風立てないことはとても上手い』です。
しかし、それは『お金の稼ぎ方を知っている』ことや『企業を儲けさせることが出来る!』こととは全く別なんですね。
失敗せず波風を立てないスキルは日本型雇用モデルだからこそ重要だったスキルであり、
日本型雇用モデルが終焉すれば、そのスキルは評価されないからです。
給料は貰うものではなく自分で稼ぐものだという考えで働く
当然ですが、日本型雇用の終焉が迎えますね。
これからの時代は独立していようがしていないが『自分でお金を稼ぐという意識』が必要になっていきます。
未だに自分よりも年配の人と話していると
『企業から給料を貰えるから我慢して働けば良い』という時代錯誤な考え方で働いている方も多いです。
そもそもあなたの給料は『我慢料』でもなんでもないです。
働いたことによる労働による対価なので、あなたの労働力が価値を生み出さなければ当然給料は下がっていくのです。
総務省実施の平成28年社会生活基本調査では日本のサラリーマンの平均勉強時間は『6分』です。
つまり、勉強すれば誰でも上位に上がれるということなので、
現在日本にいる10代や20代は自分の能力やスキルを高めて自分でお金を稼ぐという考え方で働きましょう。
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