こんにちはmasayaです。
時代の消費の背景を考えると、モノがない時代にモノ消費が普及して、モノが溢れかえってその時代は終わり、
次にモノからコトへと消費が移り、体験による価値が普及しましたが、
SNSで多くの消費が溢れかえりその次代も終わりつつあります。
では、その次の時代にどのような消費が来るのかというと『トキ消費』になります。
今回は、時代は『モノ消費→コト消費→トキ消費』と進んでいる話についてです。
モノ消費→コト消費→トキ消費と時代が進んでいる
モノ消費→コト消費→トキ消費として時代が進んでいます。これは、幻冬舎の箕輪氏がツイートしていました。
モノ消費→コト消費→トキ消費。モノ消費の時代は必要以上にモノが溢れたことで終わった。反動でコト消費の時代になったが、私はこんな経験してますというSNSアピールが溢れて終わりつつあり、これからはトキ消費。生で時間を共有することにみんな価値を見出している。人は常にフロンティアに進む。
— 箕輪厚介 (@minowanowa) March 31, 2021
モノ消費とコト消費とトキ消費どのような違いがあるのかというと
コト消費:体験や経験などの価値
トキ消費:リアルタイムの価値
『モノ消費』は、モノがない時代に物理的な豊かさを求めて生まれましたが、モノが溢れたことで終わりました。
そして次に生まれたのが『コト消費』です。コト消費は体験や経験をベースにした価値です。
例えばインスタ映えなどは完全にコト消費です。コト消費もSNSなどでアピールが増えすぎて終わりつつあります。
そしてコト消費の次に生まれそうなのが『トキ消費』です。
トキ消費とは『リアルタイムを共有することで、そこに各々が価値を見出していく消費』になります。
コロナ禍によって『リアルの体験の価値』が見いだされいると思います。時間軸で考えると以下のようになります。
コト消費:過去→現在、現在→未来
トキ消費:リアルタイム
トキ消費はコト消費に内包される概念ですね。より現在の時間軸に近い価値になりますね。
最近のSNSなどを見ていてもライブ配信が多くなっていますが、これもトキ消費に近い考え方があります。
例えば、アーティストのライブなどは『リアルタイムを共有すること』にみんな価値を見出しています。
つまり、その空間や時間を共有したい人たちの集合体つまりコミュニティになります。
実際にオンラインイベント熱量高くなっているようです。
今その場でしか体験できない盛り上がりを人と一緒に楽しむオンラインイベントが目白押しだ。
参加しやすくなり、幅広い年齢層に広がった。危機を通じて、人とのつながりを大切にしたい、
不安を忘れるほど何かに熱中したいという気持ちは高まっている。
リアルが回復してもオンラインは減る気配はない。可処分時間の奪い合いが一段と激しさを増してきた。
→https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK22AFX0S1A320C2000000/
トキ消費はモノ消費やコト消費よりもコスパが悪い
トキ消費はモノ消費やコト消費よりもコスパが悪いです。
というのもトキ消費は『お金を消費するタイミングが非常に制約をかけられているから』です。
コト消費→体験すれば消費できる
トキ消費→他の消費者などに合わせて消費する
トキ消費が増えるとお金の流通量が減ると思います。
また、お金だけではなく時間も消耗しまいがちになり『あまりコスパが良いとは思わない』です。
なので、大きな企業はトキ消費をベースとしたマーケティングは参入しづらい可能性が高く、
逆に個人が輝ける時代でもあるのかなと思います。
逆にプレミア感が出るので、付加価値をつけやすいのがトキ消費の特徴でもありますね。
トキ消費は『時間を共有すること』で価値を見出す
トキ消費は『時間を共有すること』で価値を見出します。大学の文化祭の出し物を作るようなイメージです。
その当時、お金が発生しなくても学生の自分たちはワクワクしていたと思いますし、
そうした楽しさや心躍る瞬間を求めている人たちが多くなってきているんじゃないかなと思います。
つまりトキ消費とは『リアルを消費する』ということなんですね。
今後トキ消費は以下のような2つの種類によって心躍る瞬間を体験していくのが良いと思います。
・生産者と消費者が制作を共有する
今後将来的に各々が今という瞬間に『リアルタイムに価値が生み出される』可能性がありますね。
自分たちがどのようなリアルを価値として提供できるのかを考えていく必要があると思います。
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