現代日本で最も賢いのは芸人である
20世紀の賢さと21世紀の賢さというのは異なっています。
20世紀で賢かったのは
・政治家
・官僚
・大企業の役員
・ベンチャー起業家
でした。20世紀というのは知識が豊富であれば人気者になれる時代でした。
たしかに彼らは知的かも知れませんが、
今の時代最も賢い(ストリートスマート)のは『お笑い芸人』だと私は考えています。
21世紀にお笑い芸人が賢い理由
21世紀にお笑い芸人が賢い理由を説明します。
前章でもお話したとおり、20世紀では知識や情報を多く持っている人たちが賢いとされていましたが、
21世紀では、20世紀に求められていた情報や知識などのハードディスク(記憶)は重要ではなくなって来ています。
お笑い芸人の多くは学歴を重視しないため、知識や情報こそ少なくても、
それらの知識や情報を組み合わせて『本質を見出す力』があります。
・島田紳助
・明石家さんま
・又吉直樹
・劇団ひとり
・バカリズム
など、様々な芸人が漫才・コント・MC・脚本・物語作家・映画監督・役者を器用にこなしています。
お笑い芸人が備わっているのような、思考力や想像力が21世紀に最も重要なスキルになっています。
お笑い芸人が持っているスキル
では、具体的にお笑い芸人が持っているスキルをご紹介します。
わかりやすく話すことができる力
お笑い芸人の多くは、わかりやすく話すことができるスキルが長けています。
最近ではお笑い芸人は、ワイドショーに出演する機会が多くなっていますが、
それは学者などに比べてお笑い芸人のコメントのほうが非常にわかりやすいからです。
お笑い芸人は常日頃からコントや漫才から、物事をイメージする力やストーリーテリング力があります。
お笑い芸人のように難しい話などを内容をよりわかりやすく話すことができる力は非常に重要でしょう。
アドリブ力
お笑い芸人は頭の回転が早い人が多いです。頭の回転が早いというのは思考の瞬発力です。
アドリブというのは、瞬時に情報と情報などの繋がりを見出す力です。
IPPONグランプリなどの大喜利を見ていてもお題に対して情報と情報の繋がりを瞬時に見出しています。
これはビジネスの世界でも重要で、現代社会は変化のスピードが早く常に同じ状況ではないです。
その場でどのように対応できるかというアドリブ(柔軟性)が求められます。
瞬時に情報と情報を組み合わせて繋がりや関係を見つけ出すことは重要でしょう。
空気を読みユーモアを交える力
どれだけ知識がありそのトークが正しくても、
相手が受け入れて貰わなければ、それは『コミュニケーションとして成立』しません。
お笑い芸人は、相手に伝えて受け入れてもらう(笑ってもらう)というあらゆる思考力があります。
空気を読めるというのは、視聴者の心理を読んでいるわけで、
ここでどんなコメントやアクションをしたら笑いが取れるかを読んでいます。
お笑い芸人は徹底したユーザー目線ということになります。
一方的にコミュニケーションや正論を投げつけるのではなく、
相手がどう受け取りやすいのかやどのような表現ならより伝わりやすいのか、
そしてその場で最もクリティカルな刺さるポイントはどこかなどを判断して考える思考力が重要です。
まとめ
頭の良さというのは、20世紀から21世紀で180度変化しています。
お笑い芸人が持っているスキルは日常やビジネスなど、新しい時代に必要なスキルばかりです。
思考力や想像力を養うことで、問う力や情報に繋がりを見出す力など、幅広いスキルを身につけることができます。
お笑い芸人が持っているスキルをぜひ日常やビジネスで転用して見てください。
コメント