こんにちはmasayaです。
日本ではよく格差社会が問題として取り上げられますが、
実は世界全体で見ると格差が縮小していることがわかります。
つまり、世界全体が豊かになっている一方で日本が相対的に落ちぶれているだけなんですね。
今回は、日本で格差社会が起こっているが世界では格差が縮小している話についてご紹介します。
グローバルの格差縮小とローカルの格差拡大が起こっている
日本国内にいると格差社会で給料が低い人と給料が高い人が分かれるという人がいますが、
もちろんそれも事実ですが、実は世界では『格差が縮小』しているんですね。
以下のグラフでは2030年までに世界の『67%』がミドルクラス以上になると言われています。
括弧内の数字は、2030年までに各カテゴリーの人数が増加/減少したことを示しています。
中産階級はすでに世界経済における最大の需要セグメントです。
ビジネスにとって興味深いのは、2020年末までに約40億人、2030年までに53億人に達すると予測されている、
最も急速に成長しているセグメントでもあることです。
今日と比較すると、2030年の中産階級の人口は17億人増えます。
一方、脆弱なグループの人口は9億人少なくなります。貧しい人々と裕福な人々、
そしてより控えめな人々の傾向は、それぞれ-1億5000万人と+1億人です。
私たちの計算によると、2030年の中国とインドの中流階級市場はそれぞれ14.1兆ドルと12.3兆ドルを占め、
当時の米国の中流階級市場の15.9兆ドルに匹敵します。
2008年から2013年までの所得分布の変化を見ても格差は縮まっているという情報もあります。
「象のチャート」として知られるようになった著者の一人からの新しい論文は、
金融危機の直後の数年間で状況が変化したことを示唆しています。
ニューヨーク市立大学大学院センターのエコノミストであるミラノヴィッチは、
2008年から2013年までの所得分布の変化を調べました。
彼の主な発見は、この期間中に世界の所得格差が実際に減少したことです。
このことから、より世界では中流階級の人材が増えているんですね。
逆に日本国内が格差が生まれているのは、
世の中がグローバル化したことで『相対的に日本人が貧しくなっただけ』のことなんですね。
過去10年は『先進国による格差の拡大』と『先進国と新興国の格差縮小』が同時平行で起こっているので、
つまり、先進国で落ちぶれた人は新興国の上の連中よりも貧しくなっています。
ローカルな格差拡大:先進国の中間層の没落、新興国・途上国への仕事の流出
グローバル化によって労働力(時間)の買い叩きが発生している
お金を稼ぐというのは『価値とお金を交換』する行為です。
つまり、サラリーマンというのは『労働力(時間)』という価値をお金と交換しています。
しかし、グローバル化によって海外の人たちが、
日本企業に自分の労働力(時間)を安くてもいいからお金と交換しても良いという人が増えました。
すると、日本のサラリーマンの『労働力(時間)は割高』になり、
交換してもらえない人や海外の人と同じようなレート(価格)で交換せざる得ない状況になりました。
現在の日本:海外労働者の労働力(時間)が安く交換できて日本人の労働力(時間)が割高になる
グローバル化でも『価値の高い労働力(時間)を提供できる日本人』は年収が上がる一方で、
グローバル化によって海外の人でも同等な労働力(時間)しか提供できない日本人は、
『年収が下がるということ』になります。
これは、もともと能力が高くない人の労働力(時間)が割高だっただけで、
グローバル基準で考えると『適正な交換できる価格』になったということになります。
ですので、日本に働いている海外の労働者の給料が上がる一方で、それと同等の能力しかない日本人は同じ水準となり、
日本国内だけで見れば格差社会になっていますが、グローバルでは縮小しているわけです。
この先日本で生き残るには外貨を稼ぐ人間だけ
グローバル化によって日本は今後も安い労働力を手に入れることができるので、
同じ労働力(時間)しかなければ同じレートで交換することになります。
ですので、日本だけの市場ではなく『いかに外貨を稼ぐことができるようになるか』が今後は重要になってきます。
今後外貨を稼ぐ方法としては、
・インターネットを活用して世界中の外貨を交換できる人
・日本に来てもらい外貨を日本で交換できる人
という3つが考えられます。
個人的にはインターネットを活用して世界の外貨を交換できる人材になるべきだと思っています。
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