【内的動機づけによるモチベーション】労働の対価はお金ではなく行為自体がインセンティブである話について

外発的動機づけ 内的動機づけ仕事

労働の対価はお金ではなく行為自体がインセンティブである

最近、成功している人の多くは労働の対価はお金ではなく、

『その行為自体がインセンティブである』という状態を作り出している人が多いです。

そもそも人間には『外発的動機づけ』『内発的動機づけ』というモチベーションが存在します。

外発的動機づけ 内的動機づけ

外発的動機づけ:行為ではなく別の何かのために活動する
内的動機づけ:その行為や活動自体が楽しい

外発的動機づけというは、活動自体を楽しむのではなく『何かのために活動すること』を意味しています。

本を読むことでテストで点数を取ったり、資格に合格するなどは『外発的動機づけ』になります。

しかし、こうした「誰かに褒められる」や「報酬が与えられる」などの外発的動機づけは、

『中々モチベーションが続かない』です。

内的動機づけというは『その活動自体が楽しいこと』です。

例えば、本を読むこと自体が楽しいのは『内的動機づけ』です。

行動自体が「面白い」「楽しい」「好き」という内的動機づけは『継続して続きやすい』です。

ダイエットを目的にして運動してる人は痩せるという外発的動機づけでモチベーションを保っているため、

ダイエットが続かないですが、そもそも運動してる人は運動が好きなので勝手に痩せていくんですね。

将棋の藤井聡太棋士は過去に「休みがとれたら、なにをやりたいですか?」と訊かれて

「詰将棋を作りたいです」と答えていました。

他にも野球の大谷翔平選手は、クリスマスはバッティング練習をしたり、

趣味もそれほどなくオフという概念が無いようです。

16年のクリスマスのこと。

広報から「監督、プレゼントで〜す」とLINEが来て、何かと思ったら、

翔平がイブの夜にずーっと1人でバッティング練習をやっている画像。

広報は「監督、これが一番嬉しいプレゼントっすよね〜」と。確かにそうでした。

そういう日にも上手くなりたいと一生懸命やっている姿が、彼を成り立たせていると思うんですよね。

その大晦日には紅白歌合戦に(審査員として)出たでしょ。この時も、翔平は依頼が来た時、

うちの広報に「大晦日の前と後の練習環境を準備してくれるのなら出ますよ」と言ったんです。

年末で寮も閉まってしまうのでジムに行けなくなるから。

で、うちの広報も頑張って場所を用意したんですよ。彼にはオフっていう発想がないんですよね。

趣味ですか? 多分ないですよ。彼の生活を見ていると

「野球ほど面白いものはない」と思っているように見えますね。

このアーティストが好きとか、このライブだけはとか、そんなのは翔平の世界にはないんじゃないでしょうか。

https://www.dailyshincho.jp/article/2018/01150802/?all=1&page=2

藤井聡太棋士や大谷翔平選手などは

労働の対価はお金ではなくその行為自体がインセンティブになっているということです。

外発的動機づけ 内的動機づけ

人生における外発的動機づけと内的動機づけのフェーズ

人生における外発的動機づけと内的動機づけのフェーズについてご紹介したいと思います。

外発的動機づけと内的動機づけというのはグラデーションのように存在すると思っています。

外発的動機づけ 内的動機づけ

無理やりやらされているフェーズ

無理やりやらされているフェーズというのは、

自分の意志に関係なく『外的要因によって自分はやりたくないがやるしかないという状態』です。

これは車や家のローンあるから、働きたくもないのに無理やり働いたり、

やりたくない仕事を命令でやらされたりと、自分の自由意志に関係なくやらなければならない状態です。

無理やり働いている状態は、外発的動機づけのインセンティブがほとんどないため頑張ってもストレスフルです。

褒められたり報酬が与えられるフェーズ

自分の頑張りが周りが認めてくたり『その行いによってお金などの報酬が与えられる状態』です。

活動自体が楽しくなくても、その行為によって頑張ったことなどが評価されたり報酬が得られるため、

外発的動機づけによって『多少はモチベーションが続きやすい』です。

労働自体がインセンティブなフェーズ

労働自体がインセンティブなフェーズは『働くことが自体が楽しい状態』です。

藤井聡太棋士や大谷翔平選手はこのフェーズにいます。

その行為や活動自体が自体が自分にとって報酬なので、

あくまでも褒められたり報酬が与えられることは副産物なのです。

働くこと自体が楽しいので非常に充実している状態です。

好きが見つからない人は好きな対象(What)ではなく好きなプロセス(How)で考えてみる

は藤井聡太棋士や大谷翔平選手のように労働自体がインセンティブなフェーズになるためには、

『無我夢中になれること』というのが必須条件です。

自分なりに好きなことが見つかる人は良いのですが、好きが見つからない人はどうしたらいいのでしょうか?

好きが見つからない人は『好きな対象(What)ではなく。好きなプロセス(how)で考えてみるのがオススメ』です。

外発的動機づけ 内的動機づけ

例えば、好きなことを仕事にという際に『好きな対象(What)』で仕事を選択すると『失敗』します。

例えば、肉が好きだからと言ってもあなたが焼肉屋さんになりたいわけじゃないんですね。

大切なのは『好きなプロセス(How)』に着目することです。

例えば、作るのが好きなのか、売るのが好きなのか、育てるのが好きなのかなどです。

肉が好きなのは食べることが好きなわけで、好きなプロセス(How)ベースで考えれば、

お肉屋さんになるよりも、美味しいお肉を紹介するグルメレポーターなどになるのが良いわけです。

すると、労働は対価ではなくインセンティブである状態を作り出しやすくなります。

外発的動機づけ 内的動機づけ

まとめ

結局、人生は『自分がやりたいからやっている』と思える活動で人生の時間を埋め尽くすというのが、

『人生の後悔を少なくする最も効果的な方法』だと私は思っています。

イチロー選手は「努力を努力だと思ってる時点で、好きでやってるやつには勝てないよ」という言葉がありますが、

やりたいからやっている状況の人たちに努力で追いつこうなどはできないんですね。

私はこうしてブログを発信して物書きとしての活動自体が楽しいですし、

トレードなどでチャートを分析するのも楽しいです。

誰かに強制されたり、評価されることが目的になってしまうと『中々長続きすることはない』です。

結局は『好きなことをやり続けること』が重要です。

好きなことをやっている時間が大きいほど一番楽しい生活なんだと私は思います。

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