こんにちはmasayaです。最近マスコミやメディアでは、
世界に比べて日本の新型コロナウイルスの検査件数が少なく、検査件数を増やすべきだと言われています。
今回は、新型コロナウイルスで検査件数を増やすのが良いのかどうかの話を紹介します。
あくまで私個人の意見なので参考程度にしてください。
新型コロナウイルスは検査件数を増やせば良いのは本当なのか?
新型コロナウイルスで世界に比べて日本が検査件数が少ないので、
検査を増やせとメディアやマスコミで多く報道されています。
最近では孫正義氏が、簡易PCR検査の100万人分無償で提供するとツイートしたことが話題になりました。
新型コロナウイルスに不安のある方々に、簡易PCR検査の機会を無償で提供したい。まずは100万人分。申込方法等、これから準備。#コロナ検査有志
— 孫正義 (@masason) March 11, 2020
ただ、評判が悪いということでやめる方向になっています。
検査したくても検査してもらえない人が多数いると聞いて発案したけど、評判悪いから、やめようかなぁ。。。
— 孫正義 (@masason) March 11, 2020
大村愛知県知事が民間の検査機関に依頼し検査数を増やすようです。
ソースはこちらです。
新型コロナウイルスの感染者が99人となった愛知県では、
11日、大村知事が会見を開き、民間の検査機関を活用し検査の数を増やす考えを示しました。
愛知県と名古屋市は、10日、県内に住む男女13人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。
このうち1人と、これまでに発表されていた1人のあわせて2人が、
10日死亡し、愛知県内の感染者は99人、亡くなった人は3人となっています。
「愛知県と名古屋市の衛生研究所で検査しているがフル回転。
民間にも声をかけて協力いただけるよう話をしている。お願いして広げていく」(大村秀章・愛知県知事)
これまで愛知県内では、新型コロナの検査を1500件実施していますが、
会見で大村知事は今後、民間の検査機関などにも依頼し、態勢を拡充する考えを示しました。(11日11:58)
果たして、日本で新型コロナウイルスの検査を増やしたほうが良いのでしょうか?
なぜ検査件数を増やすと良くないのか?
SNSを見ていると検査件数を増やすなという声も多く寄せられてきています。
普通に考えれば検査したほうが良いのでは?と思うかもしれませんが、検査を増やすことが良くないのか?
検査件数を増やすなと言っている人たちは以下のことを言及しています。
・検査件数を増やした韓国とイタリアは医療現場が壊滅状態にあるから
・そもそも大切なのは検査件数ではなく死亡者数であるから
PCR検査しても100%判明するわけではないから
PCR検査の精度が100%あるわけではないです。
現行のPCR検査の感受性は『約40%』と言われています。
つまり、PCR検査をして『偽陽性』も相当数出てくるわけです。
詳しくは以下の記事を読んでもらえると良いです。

仮に検査キットで偽陽性という結果が出たとしましょう。
すると、彼らは陽性反応が出たとなりパニックになります。
自宅隔離すれば問題ないのでは?と思っている人たちも多いですが、
マスクやトイレットペーパーを買い占めに朝から並ぶ彼らを見て同じことが言えますか?
本当に困っている人たちが買えなくなるのと同じです。
マスクやトイレットペーパーと違って医者の数は急に増やすことはできないです。
ですので、パニックになった人たちは当然病院に押しかけるので『医療現場が混乱』します。
実際にパニックになって保健所で暴れた実例もあります。
新型コロナウイルスの検査を巡り、保健所で男が暴れました。
警察などによりますと、公務執行妨害の疑いで逮捕されたのは山下武弘容疑者(49)です。
山下容疑者は9日、北九州市の新型コロナ専用相談ダイヤルに「知人が熱を出した」と電話をしましたが、
「熱は出たばかりで、まだ検査の対象にはならない」と伝えられると、
10日に再び山下容疑者から「たらい回しにされて検査してもらえなかった」などと電話がありました。
その後、小倉北区の保健所で山下容疑者が大声で騒ぎながら職員の腕をたたいたということです。
山下容疑者は「仕事を妨害するつもりはなかった」と容疑を否認しています。
このような人が病院に増えたらどうなるでしょうか?当然医療現場が混乱します。
すると、本来助けるべき重症患者に対応できず死亡者数が増えてしまう可能性があります。
つまり『本来死ななくて良い人達が偽陽性で駆けつけた人達によって命が奪われる』わけです。
・偽陽性でパニックになった人が病院に集まり医療現場が混乱する可能性がある。
・本来死ななくて良い人達が偽陽性で駆けつけた人によって命が奪われる可能性がある。
検査件数を増やした韓国とイタリアは医療現場が壊滅状態にあるから
検査を増やした韓国とイタリアは壊滅状態にあります。
韓国は日本よりも検査数が多いですが、死亡者数は日本よりも韓国の方が多いです。
イタリアは当初、新型コロナウイルスの患者が増えることに対してそこまで重大だと思っておらず、
マスコミやメディアが騒ぎ始めて数日で『5万件を超える検査』をした結果、病院内の感染が引き起こされました。
dailymail.co.uk/news/article-8101135/Intensive-care-units-stop-treating-elderly-coronavirus-outbreak-worsens.html
また、死亡者数を減らすために死亡リスクが高い60歳以上は挿管せずに若者を優先しています。
ちなみに新型コロナウイルスだけではなく、他の疾患で入っている人も含めて年齢順に優先すると書かれています。
すでに韓国やイタリアなどの事例があるにもなお、
日本で検査件数を増やすというのは同じ壊滅状態に陥る可能性があります。
・日本で検査件数を増やすというのは同じ壊滅状態に陥る可能性がある。
そもそも大切なのは検査件数ではなく死亡者数であるから
検査件数でも感染者数でもなく大切なのは『死亡者数』だと思っています。
検査をすれば死亡者数が少なくなるわけではないです。
多くの人は検査することを目的にしていますが、それよりも大切なのは『死亡者数を増やさないこと』です。
検査はあくまで『手段であり、目的ではない』です。
日本も新型コロナウイルスが流行した当初は検査数を増やそうとしていました。
しかし、専門家会議で医療崩壊するからという理由で検査を絞り
重症患者を優先して注力したおかげで、日本は他国に比べてここまで死亡者数を減らすことができています。
個人的には、検査キットを配布するよりも集中医療室などを設けて死亡者数を減らすことが懸命だと思います。。
・検査はあくまで手段であり、目的ではない。
・検査キットを配布するよりも集中医療室などを設けて死亡者数を減らすことが懸命。
新型コロナウイルスよりも怖いのはパニックになる人たち
新型コロナウイルスよりも怖いのは『パニックになる人たち』だと思っています。
パニックになる人たちの行動原理は『不安を解消するために何か行動しないと安心することができない人』です。
彼らは、不安で仕方ないのでマスクやトイレットペーパーが無くなるとなれば買うわけです。
日本も検査を増やせというのも検査をして不安から解消したいためです。
しかし、パニックになる人たちは、自分の不安からパニックとなり、
さらに大きなパニックを生み出して、マスクやトイレットペーパーが必要な人が手に入れることができない
という大きな問題に繋がっているのが事実としてあります。
もちろんパニックになる人たちが悪いとは思わないです。不安なのは私も彼らも同じだからです。
ただ決定的に違うのは、パニックになる人たちは『自分の頭で考えない方が多い』です。
だからこそ、個人的にパニックになる人たちが安心するために以下の方法をオススメします。
・マスメディアや情報を鵜呑みにしない
・自分の頭で考える
現実的に今の新型コロナウイルスで日本で出た死亡者数は数十人程度で致死率は低いです。
また、東京都で検査をした1440人に対して陽性反応が出たのが75人で5%のようです。
個人的には検査に対してお金やコストをかけるのであれば、
『重症化しやすい持病持ちの高齢者を対応する方が』命が助かると思っています。
何度も言いますが、大切なのは死亡者数を減らすことであり検査件数を増やすことでは無いと思っています。
一番最悪なケースは、軽症者がパニックになり重傷者を皆殺しにすることです。
詳しい記事は以下に書かれているので合わせて読んでもらえると良いかなと思います。
非常にわかりやすく解説されています。

また、新型コロナウイルス感染症については必ず1次情報として
ウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報も確認してください。
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