こんにちはmasayaです。
テレビでは北海道の新型コロナの感染拡大が連日報道されていますが、本当に危機的状況なのでしょうか?
そして、不要不急の外出自粛要請を出すことでこのままだと北海道全体が夕張化する可能性があります。
今回はこの話について紹介してきたいと思います。
北海道は新型コロナで本当に危険な状態なのか?
現在、テレビや新聞各社では『北海道が危ない危険だ!』と騒いでいますが、本当に危ない状況であるのでしょうか?
北海道の現在のデータから考察していきたいと思います。
死亡者と重傷者を見てみる
死亡者と重傷者を見てみましょう。11月16日 18:30時点での北海道から出されている死亡者と重傷者データですが、
死亡者は累計で129人です。重傷者は18人でほとんどが軽症・中等症であることがわかります。
病床使用率を見てみる
病床使用率を見てみましょう。新型コロナウイルス対策ダッシュボードでは、
病床使用率は64.2%とこれを見る限り、病床が逼迫していると騒いでいますが、
無症状や軽症者でも入院させているので当然病床が逼迫しているように見えます。
しかし、現実的には重傷者は18人です。
重症者と中等症である人たちだけ利用すれば逼迫する状況ではないと判断できます。
札幌でコロナ病棟に働いている方も入院者の99%が軽症か無症状だと言っています。
札幌のコロナ病棟で働いていますが、入院者の99%が軽症または無症状。残り1%は、80・90代の基礎疾患持ちのお年寄り。お年寄りのご家族は、寿命だからと積極的治療は希望せず。現場からは以上です。
— えりりんぽ (@hoshieririnpo) November 15, 2020
メディアが医療崩壊だと煽るほど危機的状況では無いことがわかりますし、
医療現場とメディアでの情報差異があるということもわかります。
実効再生産数を見てみる
実効再生産数を見てみましょう。実効再生産数とは、1人の感染者が何人に感染させるかを表しています。
1.0以上だと感染拡大し、1.0未満だと収束します。
Rt Covid-19 Japanサイトの情報を見ると0.03でした。むしろ収束傾向にあることもわかります。
全体を見ても超えているのは東京都だけです。
陽性者数を見てみる
札幌市における検査数・市内陽性者数の総数等を見ると11月17日だと150人です。
しかし、死亡者と重傷者のデータの詳細を見てもらえれば分かる通り、
無症状者も陽性者としてカウントしていることがわかります。
これはCt値と呼ばれるPCR検査のサイクル数が高いので無症状でも陽性者としてカウントしているわけです。
Ct値については以下の記事で詳しく解説しています。

こうした状況でも知事や市長は自粛を要請する
こうした状況でも北海道の鈴木知事と札幌市の秋元市長は札幌との往来自粛を要請する方針のようです。
新型コロナウイルスの感染拡大が続いていますが、
4日連続で感染者が200人を超えた北海道では、
17日にも独自の警戒ステージを札幌だけ「4」相当に強化して、
札幌との往来自粛を要請する方針です。
北海道の鈴木知事と札幌市の秋元市長は16日午前11時半から緊急会談を行っています。
この中で両氏は、北海道独自の警戒ステージを札幌について17日にも「4」相当に強化する方針です。
北海道の新型コロナウイルスの感染者数は、全体では4日連続して200人を超え、
札幌市単独でも7日間連続で100人を超えるなど、感染拡大に歯止めがかからない状況となっています。
このため、新たな警戒レベルでは、札幌と他の地域との往来について、
不要不急の場合は自粛を求める考えで、緊急会談が終わり次第、
鈴木知事と秋元市長が記者会見して、詳細を説明する方針です。
→https://news.yahoo.co.jp/articles/8eac60305993ac13dae3e669d226394da277665b
データからどう考えても、自粛するまでのレベルでは無いことはわかります。
こうした安易な判断で困るのは経済を動かしている現役世代なのです。
若者が経済苦で苦しんでいることは軽視されすぎている
新型コロナの死者のほとんどは『基礎疾患ありの高齢者』です。
日本のコロナの死亡者は『約1,885人程度』です。
これだけだと比較できない人がいるので、人口あたりのコロナ死亡率グラフですが、
日本と騒がれているヨーロッパ諸国と比べても日本はほとんど死んでないんですよ。
それに対して一方で、自殺者は10月だけで『2,153人』とコロナの死亡者よりも多い状況があります。
10月の自殺者数が2153人(速報値)となり、
昨年同月比で39.9%増(614人増)だったことが10日、警察庁の集計で分かった。
前年より増えるのは4カ月連続で、厚生労働省は新型コロナウイルス感染拡大の影響など要因を分析する。
1~10月の累計は1万7219人(速報値)で、昨年同期より160人増えた。
1~6月は昨年同月比で減少していたが、7月に増加に転じた。
10月の自殺者は、男性が1302人、女性が851人。
遺体が発見された都道府県別では、東京が255人で最多。
100人以上は埼玉151人、神奈川148人、愛知126人、大阪116人、福岡105人だった。
→https://news.yahoo.co.jp/articles/6e17a154cdfd83e66dbbfe7d4a02a0406a5cd1e5
また、警察庁から公表されている自殺統計に基づく自殺者数の推移ですが、
7月から一気に自殺者が増えていることがわかります。
例年は7月以降からは収まっていく一方で、令和2年(赤い線)は急激に右肩上がりです。
これは経済の失業率や企業の倒産が自殺者数の増加はコロナが影響しているからです。
こうしたデータを見ても『コロナと自殺は関係ない!!』という人がいるので、
ごんざ@gonzagonzaerさんが作ってくれた有効求人倍率と自殺者数の推移の比較を見てみましょう。
有効求人倍率が下がっていくにつれて『自殺者数が増えていること』が確認できます。
ちなみに大学生の就職内定率は69.8%とリーマン・ショック直後に次ぐ下げ幅です。
文部科学、厚生労働両省は17日、来春卒業予定の大学生の10月1日時点の就職内定率が69.8%で、
前年同期を7.0ポイント下回ったと発表した。
1996年の調査開始以来、リーマン・ショック直後の2009年調査(前年比7.4ポイント減)に次ぐ下げ幅だった。
→https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66310020X11C20A1MM8000/?n_cid=SNSTW001
テレビでは、新規陽性者数はバンバン報道される一方で、失業者や自殺者増えるのはほとんど報道もしないです。
若者が経済苦で苦しんでいることは『軽視されすぎている』のではないでしょうか?
経済を回さなければ現役世代が今後どんどん死んでしまいます。
多くの人たちが必死で犠牲者を出さないようにと頑張っているつもりでも、
現実は『一部の高齢者(基礎疾患持ち)を守るために多くの人が犠牲になっている』ことを認識してほしいです。
このままだと北海道全体が夕張化する
このままだと北海道全体が夕張化する未来が私には見えますね。
夕張は日本で唯一財政破綻した町として知られています。
夕張は2007年に深刻な財政難で事実上の財政破綻をして、人口は1万人を切り高齢者ばかりが市内に残る状態です。
北海道が今後も経済自粛などを続けるのであれば『他の地域でも夕張化する可能性が高い』と思います。
夕張化が想像がつかない人に簡単にシミュレーションしました。
そうした知事を選んだのも道民の責任だと思いますし、
現北海道知事は夕張でのし上がった方なのですが、このままだと北海道全体を夕張化させることになります。

道民の方は何が本当に重要なのかをメディアに踊らされるのではなく、キチンと判断してほしいです。
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